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小学生は科学用語の要点が苦手(産経新聞)

 小学校の理科で習う「発芽」「回路」「受精」といった科学用語の概念理解が児童に十分身に付いていないことが総合初等教育研究所(岐阜県羽島市)の調査研究で5日、分かった。同研究所は、理科に苦手意識を持つ小学校教員が多いなど「教える側の問題が原因だ」と指摘。正確な理解が不足している教師が、小学生の興味・関心を十分に駆り立てられていない実態が明らかになった。

 調査は平成20年2月、東京都と千葉県、岐阜県、広島県の小学校8校、2406人の3〜6年生にテスト形式で実施した。

 正答率がほとんど8割以上の中、8割未満の項目を見ると、小3は「植物の育つ順序」が66%、「昆虫の体のつくり」が77%、「虫眼鏡の使い方」が74%で、小4は「電気の通り道」が39%、「乾電池のつなぎ方」が72%、「検流計のつなぎ方」が45%だった。

 同研究所の分析では、正答率の低い項目は「実験や観察の体験不足」や「科学用語や概念そのものの習得不足」に関係していた。また、具体的に習得不足が目立った科学用語や概念を挙げた。

 例えば「発芽に必要な条件を3つ選びましょう」という設問では、小5の半数以上が「日光」や「土」と回答したが、正解は「水」「空気」「適当な温度」の3つ。一般に「日光」と「土」は発芽後の成長には必要だが、発芽には不要−という科学用語の“要点”が正確に備わっていないことが浮き彫りとなった。

 同研究所では原因として「指導する教員自身の理解不足」を挙げ、「ツボを押さえた授業がされていないのではないか」と指摘。「教員自身が苦手意識をもっているから腰が引け、こういう結果になったのだろう。本来、小学校の理科は科学への興味を駆り立てる場であるはずなのに、非常に残念な結果だ」と話している。

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